WETSUITS
ウエットスーツっていっぱいあって
どれを選んだら良いかわからないですよね?
ウエットスーツの種類や生地による違い、選び方について説明します
1.ウエットスーツのスタイルについて
ウエットスーツのスタイルは大きく分けて5種類
1.ワンピース、フルスーツとも呼ばれます。
2.半袖スーツがシーガル
3.肩なしがロングジョン
4.半袖半パンツがスプリング
5.上半身のみがタッパー(ジャケット)
※ラッシュガードは生地自体には保温性がないので日焼けやクラゲ防止、ファッションアイテムとしての利用です。
2.生地の厚み
(2mm、3mm、5mm、6.5mmと様々です)
一般的なのは 5mmフルスーツ。通常はこれが第一選択肢となります。
寒い場合は中に保温性のあるインナーやフードベスト等を重ね着すれば長いシーズン使えます。
(水温23度以上が目安です。伊豆の海なら6月〜10月)
夏や暖かい地域での利用に限定するなら2mm~3mmも選択肢になります。
(目安水温26度~。伊豆の海なら7月下旬~8月)
さらに保温性を求めるならロクハン=6.5mm(目安水温22度以下)
暖かいのですが重く動きにくいのが欠点。基本スクーバ用で、体を動かすスキンダイビングには適しません。
ただし、シーガルやロングジョンはタッパーと組み合わせればボディ部分の厚みが増すので保温性が倍増します。
例えば5mmシーガルやロングジョンとタッパーを重ね着すればボディ部分は10mmになりロクハンより暖かいことになり
運動性も損なわれないので寒い季節も考慮に入れるならオススメです。(ツーピースと呼ばれます)
水温が暖かい季節ならシーガルやタッパーのみ、ロングジョンとラッシュガードを合わせるなど使い回しも出来て便利です。
伊豆で冬~春の海ならドライスーツです(11月〜5月)
3.生地の種類
生地の種類は大きくわけて2つ。
スキン生地(表面がツルツルしたいわゆるゴム生地)とジャージ(一般的にウエット生地と呼ばれるものです)
スキン生地は風や水を通さないのでジャージ素材に比べて保温性に優れています。
両面スキンだと脱着がしにくいのと破れやすいのが欠点ですが、裏面に滑りの良い特殊素材や表スキン+裏起毛にするなど各メーカーも着やすさや丈夫さの改善に努めています。
表スキン生地もいくつかあって、ラジアル、メッシュスキンと呼ばれるものはキズや破れに強くなっています。
ジャージ素材は一般によく使われています。カラーやデザインが豊富に選べるのがジャージ素材の魅力です。
一口にジャージ素材と言っても様々なものがありピンキリ。品質は簡単に言って「高いほどいい!」が当てはまります💦
昔と違って生地自体の質が格段に良くなっているので、久しぶりにウエットスーツを買い換えると柔らかさや品質の良さにビックリするくらいです。生地の進化ってすごいですよ!
スキンとジャージを組み合わせたスーツも数多くラインナップされています。
4.裏生地 = 起毛素材が何故良いのか
メーカーによっては裏生地に特殊起毛素材を使っているものがあります。起毛と言ってもフサフサしているわけではなく意外とツルッとしていてこれ起毛なんですか?と言われることもありますが便宜上そう呼んでいると思ってください。
(モビーズ=エラステックス/ワールドダイブ=エアナップ/ビーイズム=Ti2 等)
肌触りが良く、水切れが良いので乾きが早く、抗菌抗臭効果があり(オシッコをしても臭くならない!)
保温性がジャージと比べて格段に高い(全然違います)と良い事ずくめです。
中空糸と呼ばれる糸を編み込んでいるのですが、中空糸とはその名の通り糸の中が空洞になって空気層を挟み込んでいるため断熱効果があり保温力が高まっています。
極寒で暮らすアザラシの毛が中空になって体温維持をしているのにヒントを得て開発されたと言われています。
ジャージ素材と比べると高い(1.2倍位)のが難点ですが、長く着るウエットスーツ、どうせ買うなら少しだけ奮発してこちらを選ぶことをお勧めします。
5.メーカーによる違い
ダイビング業界で2大ウエットスーツメーカーと呼ばれているのが「ワールドダイブ」と「モビーズ」です。
ウエットスーツの生地の良さ、柔らかさや伸縮性、耐久性、品質管理はさすがに抜きん出たものがあります。
もちろん他のメーカーでも優れたものはたくさんあります。
価格が安いウエットスーツは中国や東南アジアから生地を輸入しているところが多いようです。一概に悪いとは言えませんが、安いものは生地の質が悪かったり生地が硬く伸縮性や耐久性に劣ることもあるので注意が必要です。
安い商品も出回っていますがやはりモノが違うということはハッキリ言えると思います。
安物買いで後悔しないよう信頼できるメーカーの製品を選ぶことをお勧めします。
6.ウエットスーツはオーダーメイドで!
ウエットスーツは肌にピッタリと密着して水の侵入を最小限にすることで、染み込んだ水が体温で温められ保温性を最大限に発揮するようになっています。フルオーダーの場合は全身を約30箇所測って身体にピッタリのものを作ります。
既成サイズのものだと身体に合わない部分が出来てしまうので、緩い部分に常に新しい冷たい水が出入りして本来の保温性を保てなくなってしまいます。特に女性の場合は身長・体重が同じでもスリーサイズが異なるので既製サイズだと合わない部分が出てしまいます。フルオーダースーツと既成サイズのスーツでは保温力が1.5〜2倍近くも変わってしまいます。
オーダー料は1万円程度かかってしまいますが、絶対にフルオーダーで作ることをお勧めします。
7.セミドライってどう?
首、手首、足首にシールと呼ばれるスキン生地を使って水の侵入を防ぐ仕様にしているものがセミドライです。
言われてみると確かにそうだし自分でも両方持っているのですが、手足首以外は同じなのでぶっちゃけそんなに変わらないんじゃ?と言うのが個人的な感想です。むしろピッタリしすぎてめっちゃ脱ぎにくいので僕は後から手首にファスナーを付けてもらったくらいです。そんなにこだわらなくても良いと思いますよ。
8.サーフィン用ウエットスーツとの違い
サーフィン用とダイビング用では使用生地が異なります。
サーフィンでは水面にいるだけなのですがダイビングでは水中に潜るので水圧により生地が圧縮されます。
このためダイビング用のウエットスーツは水圧による圧縮の影響を受けにくく保温性を損なわないような生地が使われています。またサーフィン用のスーツはパドリングがしやすいように脇ぐりに余裕を持たせて裁断してあるのでダイビングで使うとこの部分に冷たい水が侵入しやすく保温性が損なわれてしまうのでご購入の際には注意が必要です。ドルフィンスイムやスノーケリングで使うのならサーフィン用のスーツでも問題ありません。
9.ウエットスーツのインナー
ウエットスーツの下に重ね着することによって保温性が格段にUPします。
マストアイテムとして一着持っているととっても重宝します。
イチオシ! モビーズ ウォームプラス
1mmクロロプレンゴム+中空糸起毛ジャージ使用
ほとんどのメーカーのインナーを使ってみましたが、今まで着た中で一番の保温力!
1mmと言っても適度な厚みがあり最高に暖かいインナーです!
夏場のスキンダイビングならこれだけでもOK
https://www.mobby.co.jp/products/wmn_warm_plus_ls/
ビーイズム Ti2インナー
Bism最強のTi2 素材:チタン スパッタリング+高密度の特殊起毛加工を施した究極のマテリアル!
生地自体は薄いのですが動きやすく保温力はしっかりあるのが魅力です!
https://www.bism.co.jp/products/wet-suit/inner-wear/
GULL ウォームヒートラッシュ
FIR遠赤外線起毛素材使用 薄手で柔らかく着心地抜群。普段使いのインナーに。
https://gull.kinugawa-net.co.jp/products/rash_inner/inner/ladies/whr_long_w/
主要ウエットスーツメーカー
ワールドダイブ
https://www.worlddive.co.jp/product/data/wetsuits.pdf
モビーズ
https://www.mobby.co.jp/products_cat/wetsuits/
ビーイズム
https://www.bism.co.jp/products/wet-suit/
GULL
https://gull.kinugawa-net.co.jp/products/#section07
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