
ルールを守って楽しもう
御蔵島周辺の海域はイルカ達にとって出産子育ての場所であり、また社会生活を営み一生を過ごす場所でもあります。
イルカの事を知りイルカの気持ちになって行動する事が大切です。
イルカ達の生活を妨げないよう、私たち人間とイルカがいつまでも共存出来るように マナー・ルールを守って楽しみましょう。
イルカにさわらないこと、イルカに向けて手を伸ばしたりしないこと
私達だって知らない人に触られたらイヤですよね。
嫌がるイルカが2度と人間に近寄らなくなってしまう可能性もあります。
せっかく近くに来てくれても平泳ぎのように手をかいただけでサッと逃げてしまいます。
泳ぐ時はフィンをうまく使って、手をかかないようにしましょう。
子連れのイルカの群れを追いかけないこと
生まれて間もない子イルカを連れているグループは神経質になっています。
こちらから近づいたり追いかけることは絶対にしないでください。
人間に興味を持たないイルカをむやみに追わないこと
イルカも嫌がるし追いかけても疲れるだけ!
泳ぎ去っていくイルカを追いかけないで周りや後ろを見回してください。
意外とすぐ後ろから来たりしますよ。
からみ合いと呼ばれている状態のイルカに近づかないこと
グルグルと渦を巻くような形でからみ合っているイルカたちは興奮状態で危険なこともあります。
邪魔をしないように水面から静かに見るだけにしましょう 。
水中カメラのフラッシュは禁止
イルカにストレスを与えてしまう可能性があります 。
カメラの設定は必ずOFFにしておいてください。
自撮り棒は禁止
長い棒状のものはイルカにぶつかったり周りの人を傷つけてしまうことがあります。
GoProのアームも長いものは禁止です。短いグリップ(15cm程度)を使用してください。
カメラを持った手を伸ばしただけでもイルカは嫌がって逃げてしまいます。カメラは体のそばで構える方が良いですよ。
ダイブコンピューターのアラーム音等、音の出るものは禁止
イルカのコミュニケーションを阻害してしまう恐れがあります。
浮上警告等のアラーム音をOFFにするか水中に持ち込まないでください。
日焼け止めに関して
海外のリゾートでも規制されている海洋生物に有害とされる紫外線吸収剤が入っている日焼け止めは禁止とさせていただきます。
自分のレベル、体力の範囲内で楽しみましょう
自分の限界を知っていることが大切です。無理をせずに疲れや寒さを感じたら休むようにしましょう。
寝不足や二日酔いも大敵です。安全第一でネ!


ドルフィンスイム時の注意事項
まわりに注意を払う
ドルフィンスイム中はイルカに夢中になってしまいがちですが、時々まわりを見回して、グループの人たちと離れていないか確認して下さい。多少離れるのは仕方ないですが、自分のいる場所を把握するようにしましょう。
週末やシーズン中は多くのドルフィンウオッチング船でにぎわいます。 一人だけ離れると船から見つけづらく、他の船にはねられてしまう可能性もあり危険です。
船の近くで潜らないこと
船の近くで潜ると船上からあなたの姿が確認できなくなります。 気付かずに船を動かしてしまうこともあり、 浮上時に船底に頭をぶつけたり、スクリューに巻き込まれたりしないとも限りません。船の近くでは絶対に潜らないで下さい。
船の後方に行かないこと
船の後方にはスクリューがあって大変危険です。また、船長からも見えません。
エントリー・エキジット時も含めて船の中央より後ろには行かないで下さい。
岸の近くに行かないこと
ドルフィンスイムは島のまわりで行いますが、岸に近づきすぎると、波によってそのまま
岸に打ち上げられてしまう事 があります。また岸の近くの浅場は岩に頭をぶつけたりしや
すいので、波や流れにも注意して岸に近づきすぎないように気をつけて下さい。
浮上時は上を見上げて
潜降後、浮上時には必ず水面を見上げて障害物がないか確認して下さい。
船底にぶつかったり、他のダイバーに蹴られたり、イルカにぶつかったりしないよう
気をつけましょう。
無理な息ごらえは禁物
無理な息ごらえはブラックアウト(失神)の原因になり大変危険です。練習時に自分の息ごらえの限界をよく把握し て、無理に長く潜りすぎないようにしてくだい。余裕を持ってできる範囲内で。
非常時には船に向かって手を振る
足がつったり、息が苦しくなったり、何か危険を感じたら、周りの人に知らせると共に、船に向かって手を振って下 さい。(出来れば声を出して)すぐに救助に向かいます。
※水面で手を振るのはSOSサインです。関係ないときにやらないようにしてくださいね ♪
海が荒れているとき
波や流れがあるとき、海に入るかどうかは、各個人の責任で判断して下さい。 ガイドや船長が決定する場合もあります。安全第一で行いましょう。
船酔い対策
ドルフィンスイムの第一の天敵が「船酔い」です。
ドルフィンスイムの際は、1行程2時間船に乗りっぱなし!
普段、船に慣れていない方は酔ってしまうとかなり辛いものですし、せっかくのドルフィンスイムも台無しになってしまいます。
船酔いを防ぐコツ
◆近くの物、下を見ないこと。
船酔いに弱い人のほとんどが、下をむいてじっとがんばっているのですが、これは最も酔いやすいパターン。
出来るだけ遠くをぼんやり見るようにしましょう。
気持ちが悪くなりそう。と感じたら目をつぶってしまうのが一番です。
◆器材の脱着は素早く
揺れる船の上でフィンをはいたり脱いだりしなければなりません。
この時にもたつくと一気に酔ってしまいます。
自分のフィンで素早く脱着できるように練習しておきましょう。
「自分は多分、大丈夫」という思い込みはキケンです(^_^;)
船に乗る経験が少ない方は必ず「酔い止め薬」を 飲んでおいて下さい。
オススメの薬は写真の「アネロンニスキャップ」(子供用シロップも有ります)
※薬局・ドラッグストアで:6錠入¥1,000位

◆クラゲ対策
クラゲに刺される被害が頻発しています。
カツオノエボシやアンドンクラゲといった猛毒のクラゲに刺されると顔が腫れ上がるばかりでなく
全身がしびれたりショック状態になったりすることもあるので注意が必要です。
肌の露出はなるべく少なくしてクラゲ防止クリーム等で万全の対策をしてください!
クラゲよけローション 「ジェリーズガード」 「セイフシー」
を塗っておけば、ほとんど刺されないし刺されても最小限の被害で済むので安心です。
当店でも販売していますので購入希望の方はお知らせ下さい。(¥2,400)
※ ジェリーズガードは海に有害な成分は入っていません。
(SPF50のタイプはバカ殿様のようにに顔が真っ白になってしまうのでお勧めしていません)
※ セイフシーは写真の「Kids 敏感肌用」のみ有害成分が入っていません。これ以外は禁止です。
(クラゲよけ効果は同等です)
◆日焼け対策
ドルフィンスイム中は2時間以上船の上で太陽にさらされるので日焼け対策もしっかり!
ただし日焼け止めに関しては海洋生物に有害とされる「紫外線吸収剤が入っているものは禁止」
とさせていただきます。(通常の市販品にはほとんど入っているのでご注意下さい)
ご購入の際は「紫外線吸収剤フリー」と謳ってあるものをお選びください。
一般に市販されているものだと「コパトーン・ブルー」等があります。
◆海を愛する人たちの間で大人気!
有害物質を一切含まない天然成分100%の海にも肌にも優しい日焼け止め
「リトル・ハンズ・ハワイ」当店で販売中です。(部分塗り用スティックタイプもあります)
◆オーストラリアのライフセービング協会が作った環境にやさしい日焼け止め